【Python】PythonでのGUI作成1

2025 年 1 月 6 日 by yamamotor

1.はじめに

Pythonの知識が増えてきましたが、Pythonは画面作成も出来ると聞いて興味を持ちました。

そこで、今回はPythonでの画面作成から、データ処理までの繋がりを理解するために、本記事にまとめていきます。

2.GUIの種類

PythonでGUIを作成する方法は3種類あります。

1つ目はTkinterです。

TKinterは、Pythonの標準ライブラリに含まれるGUIツールキットであることが特徴で、シンプルなアプリの開発に適しています。

標準ライブラリのため、デザインの制限や機能の制限などはありますが、PythonでのGUI学習の入門として適しています。

2つ目はPyQtです。

PyQtは以下のpipでインストールが可能です。(2025/1/6)

pip install pyqt6

PyQtは豊富な機能と美しいデザインが特徴で、大規模なアプリケーション開発に適しています。

しかしアプリケーションが大きくなることが多いことや、商用利用の際にはライセンスに関して注意が必要となっています。

3つ目はwxPythonです。

wxPython は以下のpipでインストールが可能です。 (2025/1/6)

pip install wxPython

wxPythonはプラットフォームにデザインを提供することや処理速度が速いことが特徴です。

PyQtとは異なり、オープンソースで自由に利用できることも強みとなっています。

3.実際に画面を作成してみる

今回は初めてのGUI学習のため、TKinterについて詳しく学習していこうと思います。

以下のコードで簡単な画面を作成してみました。

import tkinter

# Tkクラス生成
app = tkinter.Tk()
# 画面サイズ
# app.geometry('600x400')
# 画面状態
app.state('zoomed')
# 画面タイトル
app.title('サンプル画面')
# 画面をそのまま表示
app.mainloop()

上記を実行すると、以下のようなウィンドウが表示されます。

コードについて説明します。

import tkinter

標準ライブラリのTKinterをインポートします。


# Tkクラス生成
app = tkinter.Tk()

Tkクラスのインスタンスを作成し、appという変数に代入します。

このインスタンスがアプリケーションのメインウィンドウを表します。


# 画面サイズ
# app.geometry('600x400')

コメントアウトしていますが、実行時に表示される画面のサイズを設定できます。


# 画面状態
app.state('zoomed')

今回は全画面表示で表示されるように上記記載を行っています。


# 画面タイトル
app.title('サンプル画面')

画面のタイトルを設定しています。


# 画面をそのまま表示
app.mainloop()

最後にmainloop関数で画面を表示し続けます。

この記載を削除した場合は画面がすぐに閉じられます。

4.終わりに

今回はPythonでのGUI作成の主なライブラリと、簡単な画面作成について説明しました。

次回は画面に追加で機能を設定していこうと思います。

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