BIツールについて(STEP1 概念)

2025 年 2 月 14 日 by arakawas

BIツールの概念について記載しますので、BIツールを導入する際のご参考にしていただければと思います。

【BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)とは?】

膨大なデータの分析を行い、グラフや表などに可視化することで経営や業務の意思決定をサポートするためのツールです。

【BIツールの基本機能】

≪データの取得・加工≫
様々なデータソース(CSVファイル、データベース、クラウドサービスなど)からデータを取得し、加工や管理を行います。

≪可視化≫
データソースから取得・加工したデータをグラフや表形式など、視覚的にわかりやすく表示します。

≪レポート作成≫
可視化した結果をレポートとして出力し、共有します。

【BIツールの導入メリット】

手作業でのデータ集計や分析が不要になります。
また、データを可視化することで、誰でも簡単にデータの意味を理解することができるようになり、データに基づいた迅速な意思決定が可能になります。

【BIツールとExcelの違い】

≪データの取り扱い≫
BIツール:ビッグデータを取り扱うために作られているため、大量のデータをスピ
     ーディに処理することができます。

Excel  :Excel2007以降の場合、最大1,048,576行 × 16,384列のデータを蓄
     積できますが、大量のデータを処理する際にはパフォーマンスが低下
     し、運用不可となる可能性があります。

≪可視化とレポート≫
BIツール:扱えるグラフやチャートの種類がExcelより多く、データの更新をリア
     ルタイムで行い、レポートに共有することが可能です。

Excel  :グラフやチャートの作成が可能ですが、データの更新や再描画を手動で
     行う必要があります。

≪データ分析機能≫
BIツール:データマイニングや予測分析などの高度な分析を標準機能で行うことが
     可能です。

Excel  :関数やピボットテーブルなどで基本的な分析を行うことが可能です。

≪データの共有と権限管理≫
BIツール:複数のユーザーが同時に参照や編集を行え、ユーザーごとに権限設定を
     行えます。

Excel  :ファイルの共有は可能ですが同時編集には制約があります。また、権限
     管理はファイルにパスワード設定を行うか、ファイルサーバーで権限設
     定を行う必要があります。

【まとめ】

BIツールの知識を深めるにあたり、今回はBIツールの概念について記載しました。
BIツールと言っても様々なサービスが存在しますが基本的な流れは同じで、「データの取得・加工」⇒「可視化」⇒「レポート作成」の順番で行います。
また、少量のデータを可視化する場合はExcelでも行うこともでき、場合によってはExcelの方が運用しやすい可能性があるため、導入先に合ったサービスを選ぶ必要があります。

今後は当社で取り扱っているMotionBoardとPower BIについての比較や可視化、運用方法について記載する予定です。

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