SQLのWITH句で再帰問合せを試してみる
2014 年 12 月 15 日 月曜日 by O谷WITH句自体はoracle9iからサポートされているので10年以上前のものですが、
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WITH句自体はoracle9iからサポートされているので10年以上前のものですが、
前回までに、クラウドアプリケーションには
スケールアウト(スケーラビリティ)が必要だと語った。
しかし、そうでない場合もある。
プライベートクラウドで利用する、
利用量が一定の小規模なアプリケーションであれば
開発スピードとスケーラビリティをトレードオフしても良いと思う。
この場合は、クラウド上のSaaSになってしまうが、
別に、クラウドアプリケーションと呼んでもいいと思っている。
ただ、企業や技術者がクラウド出来ますって言った時は
大量のトラフィックをさばけて、スケールアウトするシステムを作れないと
全くお話にならないので、しっかり身につけておくべきだ。
おわり
マシンをスケールアウトするなら、
アプリケーションもスケールアウトしなければならない。
これはデータベースで考えるとわかりやすい。
1台のマシンにデータが入りきらなくなった時、
マシンを追加するしかない。
データを分散して格納したら、追加したマシン分の容量が増えるが、
あるサーバにしか存在しないデータが出てくることになる。
そういったデータの読み書きを考慮しなければならない。
また、SNSのように、
書き込んだ内容を多数のユーザに公開する場合には、
ユーザAは見れるが、ユーザBは見れない
ということにならないよう、各サーバへの追加や
データの削除を反映するためのバッチ処理を
並列処理するといったことも考える必要がある。
データベースサーバを単に追加するだけでは駄目なのだ。
つづく
先日(2011年2月18日)、地元広島で日本アンドロイドの会 丸山不二夫会長の講演会が開催されました。講演会は定員がすぐに埋ってしまうほどの人気ぶりでしたが、私は運よく参加できたので、そのときの内容をレポートします!
講演会タイトルは、
広がるAndroidの世界 ~メディアとコミュニケーションと日本の未来~
日本Androidの会 会長 丸山 不二夫 氏
講演会の内容は大きく分けると次の4つでした。
それでは1つずつレポートしていきます。
クラウドではスケールアウトがなぜ重要か。
サービスへのアクセスが増えた場合を考えてみよう。
負荷が増えると性能を上げれば良い(スケールアップすればいい)
と思いがちだが、爆発的にユーザが増えた時に、
CPUやHDDの入れ替えといった手段は取れない。
止まっている間に多くのユーザを失ってしまうからだ。
また、CPU、HDDには限界がある。
(その時点の最高のものまでしか手に入らないのだ)
サービスを停止せずに、増えていく負荷に対応するには
スケールアウトという手段しかない。
それはグーグルをみれば明らかで、
グーグルは安価なPCを大量に配置することでコンピュータグリッドを作り上げ、
様々なサービスを、停止することなく提供しているのだ。
つづく
開発者視点でのクラウドアプリケーションとSaaSの違いは何か?
言い方が違うだけで、同じなのでは?
一応、クラウドアプリケーションとSaaSは同じといえる。
(正確にはクラウドアプリケーションはSaaSの一部だ)
違いは、クラウドアプリケーションの場合は、
分散/並列/スケールアウトを考慮しているということだ。
しかし、Amazonなどのクラウドサービスを利用してマシンを調達し、
そのマシン上に構築した今まで通りのサービス(SaaS)も
クラウドアプリケーションと呼べるから、理解や説明がややこしくなる。
開発者として意識するポイントは、スケールアウトなのだ。
つづく