本家の本命?モデリングツール「mysql workbench」
2009 年 5 月 26 日 by 山平MySQL本家がグラフィカルなDBモデリングツールを提供しているようです。
MySQL :: MySQL Workbench
MySQL Workbench
本家が提供している上、Windows版だけでなくMacOSX版、linux版も提供されているので、さっそく試してみます。
なお、私の環境はubuntu8.04です。
2009/06/02 追記:
Version5.0まではWindows版のみの提供、5.1からLinux版の提供が開始されていますが、まだβ版のようです。
インストール
debパッケージも配布されています。
パッケージマネージャで管理できる方がなにかと便利ですので、今回はこれを使ってインストールしました。
【おことわり】
画面上、インストールは完了したことになっていますが、私のマシンがAtomプロセッサであるため、インストール中に下記のようなメッセージがでました。
dpkg – 警告、 –force が有効なので、問題を無視します:
パッケージアーキテクチャ (i386) がシステム (lpia) と一致しません
これが原因と思われるのですが、mysql workbenchがパッケージマネージャ上に出てきません。
ちなみに端末からアンインストールを試みてもダメでした。
$ sudo dpkg -r mysql-workbench-oss-5.1.12-1_i386
dpkg – 警告: インストールされていない mysql-workbench-oss-5.1.12-1_i386 を削除する要求を無視します。
今回の試用はあまりいい結果が出なかったのですが、上記のような状態での感想であることをご了承ください。
とにかく試す
起動
起動したところ。
英語版なのでそれっぽい単語を辿って操作してみるものの…
- [Help]-[Help index]が無効
- [Database]-[Manage connections…]をはじめ、mysqlに接続を行なう操作で固まる
いきな躓いてますが挫けずに進みます。
新規作成
[Add Diagram]をダブルクリックするとER図の新規作成が行なえるようです。
日本語
日本語の処理は入力できるけど表示できなかったり化けたりします。
うーん。。
色々試してみるものの、操作がわからなかったり挙動が掴めなかったりと苦労しながら進めます。
オブジェクト類は連動
グラフィカルにモデリングすればそれぞれのオブジェクトが追加されるようです。
本家の謳い文句ではフォワード/リバースエンジニアリングが可能とのことですので、この画面がER図とDBを橋渡しするインターフェイスなのでしょう。
期待したいが…
MySQL本家の製品だけに期待して使ってみましたが、β版のような印象を強く受けました。(2005/06/02 追記:ベータ版でした)
しかし、運用中のDBも変更箇所を管理しつつグラフィカルに操作できるとのことですし、本家ならではのきめ細かいサポートも魅力です。
テーブル、インデックス、ビュー、ストアドプロシージャ、トリガ、セキュリティ権限など、どんなオブジェクトでも、MySQL Workbench 内でモデル化しメンテナンス可能です。
今後に期待を残しつつ、ubuntu公式パッケージ(日本語版)が出るまでは手を出さないでもいいかな、と思いました。
機会があればWindows版も試してみたいですね。
以上です。