nautilusでネットワークディレクトリにアクセス

2009 年 6 月 18 日 by 山平

LinuxでGUI(GNOME)のSCPクライアントを探した記録です。
LinuxでGUIアプリを探すこと自体がナンセンスと思う人もいるかもしれませんが、SSHしか穴が開いていないような環境でSCPコマンドをポチポチ叩くのが面倒に感じることがあります。
ディレクトリごと一気に送れる場合はいいのですが、あのファイルはあっちでこのファイルはこっちで…なんて作業の場合はクリック・ドラッグ・ドロップの方が楽だったりします。

探してすぐに分かったのですが、なんとGNOMEの標準ファイラであるNautilusはSSH、FTP、WebDAV、Windows共有と凡そ必要とされるネットワークディレクトリへのアクセスを標準でサポートしています!

さっそくSSHサーバの設定を行なってみます。

1.Nautilusを開きます
scpn00-nautilusedit

2.[ファイル]-[サーバへ接続]を選択します
scpn01-menuedit

3.接続できるサービスは一般的なモノは標準で選択できます
scpn02-selectedit

4.今回はSSH(SFTP)なので接続に必要な情報を入力します
※[ブックマークを追加する]を選択しておくと便利です
scpn03-inputedit

5.サーバへの接続アイコンが追加されます
scpn04-resultedit

6.ブックマークに追加するとローカルのファイルシステムと見分けがつきません
scpn05-bookmarkedit

一度接続すればNautilusからは他のディレクトリと同じように操作できます。
つまりダブルクリックで起動、ドラッグ・ドロップでコピー、そしてエディタで編集→保存するだけで反映してくれます。
実際に使ってみるとアクセスにかかるタイムラグは感じますが、コマンドでひとつひとつ送る手間と比べれば直接編集できちゃうこの気軽さは逆に恐ろしささえ感じてしまうほど。
もっと早く知っていたかった。

以上です。

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