UbuntuかGNOMEかXでキーボードが英語配列になった

2009 年 7 月 3 日 by 山平

ある日突然、私のUbuntu(GNOME)のキーボード設定がおかしくなってしまいました。
記号の入力がキー上に書いてある通りにできなくなり、パイプ「|」やバックスラッシュ(円記号)「\」が全く入力できない状態になりました。
きっと入力時のタイプミスと一緒に変なショートカットを押しちゃったかな?ぐらいに考えていたのですが、これがいつまでたっても直らない。
しょうがないなぁ、[システム][設定][キーボード]から「キーボードの設定」画面を開いて[レイアウト]タブの[キーボードの形式]を「日本語 106-key」に直せばハイッ…直らないのか。。。

gnm-kbd00_keyboard-settingedit

ネットで検索していると、よく似た症状を発見しました。
インデックス » 初心者サポート » キーボード - Ubuntu日本語フォーラム
諦めて再インストールして終わってしまっているので参考にならず。

あれこれ調べていくうちに、xorg.confを直接修正して直ったという記事を発見。
さっそく見てみると、下のような状態になっていました。

$sudo vim /etc/X11/xorg.conf(抜粋)
Section “InputDevice”
Identifier     “Generic Keyboard”
Driver          “kbd”
Option          “XkbRules”      “xorg”
Option          “XkbModel”      “jp106”
Option          “XkbLayout”     “us”
EndSection

レイアウトがUSになっているので、英語配列と認識してしまっているようです。
ネットの情報を頼りに下のように修正を加えて再起動してみます。

$sudo vim /etc/X11/xorg.conf(抜粋)
Section “InputDevice”
Identifier      “Keyboard0”#ここを修正
Driver          “kbd”
Option          “XkbRules”      “xorg”
Option          “XkbModel”      “jp106”
Option          “XkbLayout”     “jp”#ここを修正
EndSection

症状変わらず。
ガックシ。

ヤケ気味に弄り回してたら全角カナしか入力できなくなったりして大変な目に遭いながら調べていると下記サイトを発見。
ちょっと症状が違うな、と思いながら読み進めていくと、ちょっと気になる記述がありました。

[hardy beta] Error activating XKB configuration
問題が起きているとき:
$ xprop -root | grep XKB
_XKB_RULES_NAMES_BACKUP(STRING) = “xorg”, “jp106”, “jp,jp”, “latin,”, “grp:alt_shift_toggle,grp_led:scroll”
_XKB_RULES_NAMES(STRING) = “xorg”, “jp106”, “jp,jp”, “latin,”, “grp:alt_shift_toggle,grp_led:scroll”

ウチのマシンはどう出るのか?と試したところ、

$ xprop -root | grep XKB
_XKB_RULES_NAMES_BACKUP(STRING) = “xorg”, “jp106”, “jp”, “”, “”
_XKB_RULES_NAMES(STRING) = “xorg”, “jp106”, “us”, “”, “grp:alts_toggle”

どこかに設定が残っているじゃないですか!
そりゃ直るわけないじゃないですか!

この項目[_XKB_RULES_NAMES(STRING)]はどこから直せばいいのかというと、設定マネージャから直せるようです。

不合対処:GNOME環境でのキーボードの設定エラー

設定マネージャで変更します。

確かにキー[/desktop/gnome/peripherals/keyboard/kbd/layouts]の値に”US”が残っています。
gnm-kbd01_setting-editor_usedit

“jp”に書き換えます。
gnm-kbd02_setting-editor_editedit

再度、内容を確認すると見事、直っています。

$ xprop -root | grep XKB
_XKB_RULES_NAMES_BACKUP(STRING) = “xorg”, “jp106”, “jp”, “”, “”
_XKB_RULES_NAMES(STRING) = “xorg”, “jp106”, “jp”, “”, “grp:alts_toggle”

一件落着、と思いつつ情報を集めているとこんな情報を発見。

Gnomeの画面からキーボード設定を修正してはいけない

慌てて弄り回したのが逆に解決を遅らせたかも…反省。
設定が変わってしまった直接の原因解明できなかったのですが、アップデートなどのきっかけで設定が変わってしまうこともあるようです。

以上です。

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