ウェアラブルデバイスの検証

2022 年 11 月 30 日 by arakawas

当社では、お客様に最新の技術をご提案・ご提供するため、新しい技術を用いた検証を行っています。

そこで今回、新たに検証しているウェアラブルデバイスについて記載します。

ウェアラブルデバイスとはウェアラブル=「身に着けられる」という意味を持つ言葉で、手首、腕、頭などに装着するコンピューターデバイスのことです。
代表的なもので、腕時計のように手首に装着するスマートウォッチ、メガネのように装着するスマートグラスがあります。
機能は、スマートフォンと同様に電話、メール・SNSの確認ができ、ランニングなどの運動の記録、心拍数や脈拍、睡眠時間などを記録し健康目的に役立てることができるほか、現実世界のモノに仮想空間の情報を重ね合わせて表示させるなど、様々な分野での利用が考えられています。
また、使用方法はスマートフォンなどのように手に持って操作する小型端末とは異なり、身体に装着して使用するため、手が塞がっている状態でも操作ができ、作業中やスポーツをしている最中でも使用できます。

ウェアラブルデバイスの紹介

[スマートグラス]
代表商品:GoogleGlass、InfoLinker3

メガネの形状をした端末で、視界に情報を表示できるため、スマートフォンのように画面に視界を落とすことなく使用することができ、目と同じ高さにカメラが搭載されているため、視界と同じ映像を共有できます。
フレームに付いているタッチパッドを、タップやスワイプすることで操作できるほか、GoogleGlassでは頭を上下に傾けることで電源のオン・オフが可能なヘッドウェイク機能も備えています。
スマートグラスのカメラ映像を見ながら遠隔で指示や指導を行えるため、各拠点に人員を配置できない工場や作業員のトレーニング、ウィズ・アフターコロナにおける非接触、リモート化に期待ができます。
ですが、ディスプレイに表示される情報に没入してしまう安全性の問題や、カメラのオン・オフがわかり難いことによるプライバシーの問題などの課題があり、法人向けモデルの販売が主流となっています。

[ウェアラブルリング]
代表商品:ORII、ウェアラブルリングスキャナ

指輪の形状をしたデバイスで、指にはめるだけでPC、スマートフォン、タブレットの操作が可能であり、他のウェアラブルデバイスと比べサイズが小さく、指に装着するだけで使用可能です。
連携デバイスや電化製品の遠隔操作、通知、キャッシュレス決済、コードの読み取りなど行え、他のデバイスと連携することで効果を発揮します。
また、海外の製品がメインのため、日本語対応の製品が少なく、装着する人によってサイズが異なることや、製品によって機能が大きく異なることが課題となっています。

[乾電池型Iotデバイス]
代表商品:MaBee

単三電池のソケット形状をしており、Bluetoothで乾電池の制御をし、専用のスマートフォンアプリで操作することで、単三電池で動作する機器をIoTデバイスに変えることができます。
また、専用の「みまもり電池」を対象の家電にセットすることで、家電のオン・オフ、利用時間などを専用アプリの「みまもりアプリ」で確認するとができます。
開発者向けに案内や情報も公開されているため、新たな機能を設けることも可能だと考えられます。

今回の技術検証では、弊社にあるGoogle Glassでの検証をしており、今後のブログで検証に関する内容を記載する予定です。

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