新しいMySQL Workbenchの日本語化を試みる
2011 年 2 月 14 日 by 山平以前に紹介したMySQL Workbenchがバージョンアップしているようです。
開発が進んで実用レベルになってきたことを期待して再度レビューしてみましょう。
インストールは簡単
前回と同じく、本家サイトからdebパッケージを落とせるので、マウスだけで簡単インストールできます。
※ダウンロードには登録が必要です。
ちなみにインストールしたバージョンは5.2.31です。
統合環境らしくなっている
インストール後さっそく起動すると、いかにも統合環境なスタートページが現れます。
これは期待できそうです。
英語が。。。
統合環境らしくなっただけに操作できる項目が増えており、いい加減な操作でなんとなく進めることにやや不安を覚える英語が苦手な私。
やっぱり日本語がイイナアと検索するとすぐに出てきました。
インストールバージョンよりちょっと古い5.2.26のrpmパッケージが公開されています。
debパッケージでの配布はないようですが、dataディレクトリ配下のxmlファイルだけ差し替えればいけるような気がするのでレビューはいったん中止して日本語化できるか試してみます。
日本語化してみる
rpmパッケージはそのままではubuntuから読み取れないので、alienコマンドでdebパッケージに変換します。
$ sudo alien mysql-workbench-gpl-5.2.26.ja-2.i686.rpm
error: incorrect format: unknown tag
mysql-workbench-gpl_5.2.26.ja-3_i386.deb generated
~$
出来上がったdebパッケージを書庫マネージャで開いて、[/./usr/share/mysql-workbench/data]ディレクトリだけを取り出します。
ちょっと強引ですが、とりあえず差し替えてみましょう。
元ファイルのバックアップは忘れずに。
~$ cd /usr/share/mysql-workbench/
/usr/share/mysql-workbench$ sudo mv data data.bk
[sudo] password for yamahei:
/usr/share/mysql-workbench$ sudo mv ~/data data
ちょっとだけ日本語
起動してみると、メニュー部分のほとんどが日本語化されています。
完全な日本語対応ではありませんが、ストレス軽減という意味では効果があると思います。
ただし、オリジナルのXMLにあって日本語化されたXMLにない項目がいくつかあるようなので注意が必要です。
ちょっと触っただけでは特に動作に問題がないように見えましたが、問題が起きた場合は元のファイルに戻すか、日本語化ファイルに項目の追加が必要になるかもしれません。
以上です。