【変数】Python基礎の基礎 〜Part-1〜
2021 年 12 月 20 日 by higakik変数とは
変数とはコンピュータのメモリ上に用意された、データを入れる箱のようなものです。
以下参考プログラムです。
# 変数iに10という数値を代入
i = 10
# 変数sに「こんにちは」という文字列を代入
s = "こんにちは"
# print()という命令で、変数i、変数sの中身を出力
print(i)
print(s)
実行結果
10
こんにちは
変数の値を変更
変数の値はいつでも変更することができます。
例えば、変数iを利用して計算をした結果を、変数iの値に更新することが可能です。
以下参考プログラムです。
# 変数iに10という数値を代入
i = 10
# 変数iの値を出力
print("変数iの初期値は", i, "です")
# 変数iの値に10を足した値を変数iに代入
i = i + 10
# 変数iの値を出力
print("計算後の変数iの値は", i, "です")
実行結果
変数iの初期値は10です
計算後の変数iの値は20です
ここで余談ですが、計算式がでてきたので、Pythonの計算式で使える記号を紹介します。
計算式の記号
足し算(+)
引き算(-)
掛け算(*)
割り算(/)
累乗(**)
割り算の商(//)
割り算の余り(%)
割り算の商や余り、累乗などはよく使うことはないですが、
使えると便利なので、覚えておきましょう。
変数の宣言
Pythonの変数は、イコール(=)を用いて最初に代入する値(初期値)を記述すれば、
その時点から変数を使用することができます。
この最初の作業を、「変数の宣言」といいます。
また先程の変数iや変数sですが、この変数名は、自由に決めることができます。
今回は、数値を入れるためint型のi、文字列を入れるため、string型のs、
から私が適当に考えたものです。(型については「データ型」の項目を参照)
ただ、つけてはいけない変数名などもあり、ルールが変数名のつけかたにも
ルールがあります。
変数名のルール
- 基本的に小文字アルファベットを使用することが推奨されている
【△】HELLO = "Hello!" Hello = "Hello!"
【OK】hello = "Hello!"
2単語以上を組み合わせる場合は、下記のようにアンダースコア(_)を使用するといいです。
- アンダースコア(_)やアルファベットを組み合わせ、任意の名称をつけることができる
my_old = 22
my_name = "Taro"
- 数字も変数に入れることもできるが、数字から始まる変数はNG
【NG】1my_hobby = "プログラミング"
【OK】my_hobby1 = "プログラミング"
- 条件式や繰り返しなどで使う、「予約語」は使用できない
【NG】if = 0
【NG】for = "こんにちは"
予約語とは、コンピュータに基本的な処理を命じるため、
あらかじめ決められている語です。
ifやforの他に、and, or, import, defなどがあります。
データ型
CやJavaは変数の宣言の際に型を指定しますが、
Pythonでは型指定を行いません。
もちろんできますが、しなくても自動でデータ型を判別してくれるのです。
今まででてきた変数で例を出すと、変数iでは、数値10が入ったので、
自動的に、整数値型(int型)になっています。
変数sや、変数my_nameなどでは、文字列を代入してるので、
文字列型(string型)に自動でデータ型を決めています。
その他にも、少数型(float型)や、論理型(bool型)などのデータの種類が
あります。前者は、少数を使用できるデータ型で、後者は、TrueやFalse
など真偽値を使用できるデータ型です。
これを理解していると、コード内のデータの動きなどがわかりやすくなるので、
是非勉強してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、Python基礎の基礎ということで、変数についてご紹介しました。
どんなプログラミングを書く際にも、必ず変数を使用するので、
今回の記事を参考に、自分で実際にプログラムコードを書いてみて、
理解を深めて行ってください。
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