Gitのススメ
2021 年 10 月 12 日 by mishiシステム開発において、ソースのバージョン管理は重要です。
特に、昨今の開発方式からはGitを採用されることをオススメします。
今回は、バージョン管理として有名なSubversionと比較しながら、Gitの有用性を紹介したいと思います。
一般に、Subversionは「集中型」、Gitは「分散型」と言われています。
これは、ソースの取得やコミットの管理方法に起因しています。
Subversionはソースの取得やコミットが全て共通のリポジトリに対して行われるため、変更を反映すると全体に適用されることになります。
一方、Gitはソースを取得した際に、ローカル環境に取得したソース管理用のローカルリポジトリが作成されます。
そしてコミットする際は、ローカルリポジトリへのコミット(commit)・全体リポジトリへのコミット(push)と分けて対応します。
このため、Subversionはシンプルな管理ができますが、Gitはローカル環境での一次コミットが可能なため、実験的なコードや未完成なコードをコミットすることができるようになります。
また、ブランチ間マージを利用する場合はGitの方が高速かつ手軽に利用することができます。
さらに、GitにはSiderというコードチェック機能があります。
Siderはコミット時やブランチ間マージ時間など、決まったタイミングで実施されます。
チェックは言語的な文法の正否が対象となるので、このチェックをすることで、仕様に重点を置いたコードレビューをすることができます。
上記以外にも様々な機能があり、GUIでわかりやすく管理できるため新規に発足するプロジェクトでは、Gitでバージョン管理することをオススメします。
タグ: Git, Sider, Subversion, バージョン管理