WSLの紹介

2021 年 1 月 12 日 by bb

こんにちは。
本日はWindows10でLinuxを動作させることができる
「WSL」についてご紹介します。

「WSL」とは「Windows Subsystem for Linux」の略です。
「WSL」には以下のメリットがあります。

①Windows上でそのままLinuxを動作させることができる。
②起動がかなり高速である。(1秒で起動可能)
③導入が簡単。
④Windows⇔Linux(WSL)のファイルアクセスが簡単。
⑤Linuxディストリビューションが豊富。(Ubuntu、Debian、Kali etc…)
⑥「Windows10 Home」で「Docker for Windows」が使用できる。
 ※後述するWSL2のみ、また「Windows10 Pro」であれば元々使用可能

上記のメリットから、以下のようなシーンで役立ちます。
・Linux上でのみ動作するソフトウェアを実行したいとき。
・ちょっとしたシェルを実行したいとき。
・PowerShellでは難しく、Linuxであれば簡単なCLI操作を行いたいとき。
・UnixベースのWeb開発の環境をWindowsで構築したいとき。

また、「WSL」にはバージョンがあり、
「WSL1」と「WSL2」の2つがあります。
「WSL1」はLinuxを模倣したOSが動作しており、
「WSL2」はHyper-vを使った仮想Linuxが動作しているという違いがあります。
「WSL1」は厳密にはLinuxではなく、動作しないソフトもあるため
「WSL2」を使用することをお勧めします。

「WSL2」の公式インストールガイドは以下になりますので、
ご興味のある方はインストールしてみてはいかがでしょうか?
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-win10

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