Pythonの「f文字列」について
2020 年 7 月 13 日 by bbこんにちは。
今回はPython3.6から新しく追加された「f文字列」の紹介です。
Python3には、format関数というものがあります。
文字列中に変数を挿入したり、値のフォーマットをしたりすることができる関数です。
例として、以下のような記述になります。
name = 'bb' article = 'f文字列' print('{0}です。{1}を紹介します。'.format(name, article)) # bbです。f文字列を紹介します。
Python3以降は可読性の観点から文字列の表現には
文字列結合や%コーディングではなく、
format関数を使用するよう推奨されてきました。
しかし、Python3.6からはformat関数に加えて新しい
文字列処理構文が追加されました。
それが「f文字列」です。以下が記載例になります。
name = 'bb' article = 'f文字列' print(f'{name}です。{article}を紹介します。') # bbです。f文字列を紹介します。
先ほどのformat関数の例と比べると、以下の違いがあることが分かります。
①1つ目のシングルクォーテーションの前に「f」が追加されている。
②{}の中に直接変数名が追加されており、
どのような値が文字列に組み込まれるのか理解しやすい。
③.format以降の記載がなく、冗長なソースになっていない。
上記3つの違いによって、より可読性の高い文字列処理が
記載できるようになっていると分かります。
以上、「f文字列」の紹介でした。
Python3.6以上を使用している方にはおすすめの構文です。
是非使用してみてください。