はじめに
VBAマクロは業務効率化のために利用されることが多く、
その処理速度は作業者の効率に直結します。
また、業務で使用するマクロは、
自分だけでなくお客様や他の利用者が使うケースもあり、
処理速度は「使いやすさ」や「信頼性」にも影響します。
本レポートでは、VBAマクロの処理速度を意識した開発の重要性と、
実務で意識したい基本的な開発手法についてまとめます。
処理速度が与える影響
処理に時間がかかるマクロは、
作業者にとって待ち時間となるだけでなく、
利用者に不安やストレスを与える原因にもなります。
特にお客様に提供するツールの場合、
処理が遅いことで「正常に動いていないのではないか」
と感じさせてしまうこともあります。
処理速度は、業務効率だけでなく、
提供するツールの品質の一部と考える必要があります。
処理速度を意識した開発の考え方
VBAの処理速度改善では、
高度な最適化よりも、
無駄な処理を減らす意識が重要になります。
以下は、実務で特に効果を感じやすい考え方です。
① 画面更新や再計算を極力発生させない
処理中の画面更新や再計算は、
VBAマクロの処理速度を大きく低下させます。
必要なタイミング以外ではこれらを抑制することで、
処理時間の短縮が期待できます。
②セル操作はまとめて行う
セルを1つずつ操作する処理は遅くなりやすいため、
可能な限りまとめて扱うことを意識します。
配列を活用することで、
処理速度と可読性の両立がしやすくなります。
③処理の流れをシンプルに保つ
不要な分岐や重複した処理を減らすことで、
処理速度だけでなく、
コードの保守性や理解しやすさも向上します。
学習を通して感じたこと
処理速度を意識したVBA開発は、
単なる高速化ではなく、
利用者の立場に立った開発につながると感じました。
自分の業務効率だけでなく、
お客様に提供するツールの品質を意識することが、
より良い業務改善につながると考えています。
まとめ
- VBAマクロの処理速度は業務効率と提供価値に直結する
- 処理速度は利用者の安心感や使いやすさにも影響する
- 無駄な処理を減らす意識が重要
- 処理速度を意識した開発は品質向上の一部である
今後は、実際の業務マクロを対象に、処理速度改善の効果を検証していきたいと考えています。