身近であった怖い話(Linux環境)#4
2020 年 9 月 7 日 by hiro-kお疲れ様です。
身近であった怖い話(Linux環境)の第四弾になります。
今回はLinux環境での作業手順書のコマンド部分の書き方です。
発生した問題ですが、
ある運用ツールが実行できなくなったと運用作業者からの連絡があり、
確認してみると運用ツールのサイズが0Byteとなっていました。
さて・・・なぜこのようなことが発生したのか?ですが、
手順書のコマンドのコピー&ペーストミスです。
手順書には
<コマンド>
——————————————-
user> ./ref_tool *****
——————————————-
といった形で記述されていました。
運用作業者は
> ./ref_tool *****
をコピーして実行してしまっていたのです。
その為、コマンドを上書きしてしまい、実行できなくなりました。
幸いなことに別のマシンにもツールはリリースしていましたので、
別のマシンからツールをリリースして事なきを得ました。
(ただ、この直後に同様のことをされましたが・・・)
この問題ですが、手順書のプロンプトを”>”で記述している部分を
改善しないと問題の解決に至らないということになり、手順書を
<コマンド>
——————————————-
user% ./ref_tool *****
——————————————-
といった形で修正を行いました。
皆さんもプロンプトまで記述している手順書を見たとき、
プロンプトがどのように記述されているか確認し、
もし問題があるようでしたら、このようなことが発生する可能性があるということで
修正を提案すると問題発生の可能性が少し減るので、ぜひ対応をお願いします。