レポート:広がるAndroidの世界

2011 年 2 月 22 日 by ktake

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先日(2011年2月18日)、地元広島で日本アンドロイドの会 丸山不二夫会長の講演会が開催されました。講演会は定員がすぐに埋ってしまうほどの人気ぶりでしたが、私は運よく参加できたので、そのときの内容をレポートします!

講演会タイトルは、

広がるAndroidの世界 ~メディアとコミュニケーションと日本の未来~

日本Androidの会 会長 丸山 不二夫 氏

講演会の内容は大きく分けると次の4つでした。

  1. ハードウェアの進化について
  2. 現代のコミュニケーションについて
  3. クラウドとクラウドデバイスについて
  4. Androidと日本の可能性について

それでは1つずつレポートしていきます。

1. ハードウェアの進化について

1970年代から現在に至るまで、ハードウェアの処理能力の進化スピードは目をみはるものがあります。ただし、現在は進化した処理能力を全て使いきれてはおらず、進化した処理能力は実質余っている状態となっています。また、1975年当時スーパーマシンといわれていたCRAYの50~100倍の性能が手のひらに収まるまでに小型・軽量化されており、価格も一般の人が購入できる価格まで低価格化が進んでいます。

一方で、ハードウェアが使用する電力コストは、ハードウェアの低価格化に比べて、電力の低価格化は進んではいません。このため、今後のハードウェア技術は消費電力の低減化技術が注目されています。

2. 現代のコミュニケーションについて

現在ハードウェアの利用は、コンシューマ(家庭用)化が進んだことにより、過剰な処理能力の多くは、個人を中心に消費されています。また、コンシューマ化が進んだことから、個人の情報共有志向も拡大してきています。

Twitter、Facebookに代表されるように、ネットワークの個人登録が進んでいますが、この傾向はこの先まだまだ続き、そして、拡大していきます。また、ネットワークへ参加した人たちの、見る、聞く、しゃべるなどの情報のデータ共有化は、今後ますます進んでいきます。さらに、スマートフォンに代表されるようなネットワーク接続が常時可能なクラウドデバイスの利用増加との相乗効果によって、将来的なネットワークトラフィックは、現在の50倍になると予想されます。

3.クラウドとクラウドデバイスについて

クラウドデバイスの普及により将来的に新しい形のメディアが登場すると予想されます。また、ケータイとインターネットも今後さらに近づいていきます。

現在インターネットを利用していない人たちが、世界中にまだ多く存在しますが、その人たちは、パソコンではなくケータイのようなクラウドデバイスでインターネットに新たに参加していくと予想されます。

このようにネットワークへの参加形態が変化していく中で、これまでのマルチメディアは、ネットワークメディアとして再編成(MultiMediaからUni-Mediaへ)されていくと予想されます。今後10年間でメディアの世界は非常にダイナミックに変化していくでしょう。

このような様々な予想の中でも、Androidは全てのメディアに関係していくことが確実であり、クラウドとクラウドデバイスで作るビジネスモデルもどんどん広がっていきます。

4.Androidと日本の可能性について

まず、日本のクラウドは、グローバルに活躍するプレーヤー(企業)が不在ということもあり、世界的に見ると遅れていると言わざるを得ません。ネットワークインフラが世界No.1であるにも関わらず、この恵まれたインフラ上でのサービス展開が不十分な状態となってしまっています。

一方で、クラウドデバイス(高機能ケータイ)の普及率は世界的に見ても非常に高く、日本に住んでいる人はクラウドを利用するにあたり、とても恵まれた環境におかれていると言えます。また、10年以上前からケータイでインターネットに接続していたことから、日本の先進性も非常に高いと言えます。ただし、現在のような状況においては、グローバルな標準に準拠するということが本質的に重要だと考えています。

ビジネスの面では、ケータイコンテンツ産業(ケータイゲーム、ケータイコンテンツ)において、日本には、これまでにすばらしい実績があります。日本のケータイで培ったビジネスモデルは非常に優秀であり、ケータイから学ぶべき最大のものは、ビジネスモデルと言えるかもしれません。

また『人材』という点では、日本には数多くのケータイコンテンツ開発者が存在しており、現在Android開発者も急速に拡大しています。そして、日本には世界最大規模のAndroidコミュニティ(日本Androidの会)が存在しています。

日本は世界的に見ても、インフラ面、技術面、ビジネスモデルの先進性において、とても優位なポジションにいると言えます。

最後に、Androidビジネスで重要なことは、国内の市場だけを考えるのではなく、Androidでグローバルな市場で勝負することです。みんなで協力して、Androidのアプリ開発で日本が大きな地歩を築いて、この一年以内にAndroidマーケットへのアップロード数で世界No.1を目指しましょう(丸山 不二夫 会長談)!!

ひとこと

Android×クラウドというキーワードは、当分の間最も注目されるキーワードのひとつになりそうですね!

以上

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