Linuxが使えるようになりたい!(ネットワーク設定:知識編)

2017 年 9 月 15 日 by kera

文系学部から新卒で入社し2年目になります。
最近、Linuxが使えるようになりたい!と思い、
学習のために自宅のパソコンにCentOS7を使って
Lamp環境を構築してみました。

ゲストOSをインストールして、ホストOSから
SSH接続をしようとしたのですがTIME OUTに…。
それぞれにpingを打ってみると
ゲストからホストへは繋がるのに、
ホストからゲストへは通信できませんでした。

今回はそのときに学んだネットワークの基本と
VirtualBoxでの設定をまとめようと思います。

今回の作業環境です。
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環境
ホストOS:Windows10
ゲストOS:CentOS7

ツール
VirtualBox
mobaXterm

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VirtualBoxのネットワーク設定は複数ありますが
今回はその中でNAT、HostOnly、Bridgeの3つを取り上げたいと思います。

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NAT
ゲストOSのIPアドレスをホストOSのIPに変換してインターネットへ接続します。
インターネットからはホストOSがアクセスしたと認識され、
仮想OSの存在は隠蔽されます。

HostOnly
ゲストOSとホストOS間の接続を確立します。
ゲストOSとホストOS間しか結ばないため、
他の仮想OSやインターネットとは接続できません。

Bridge
仮想OSをホストOSと同じネットワークに参加させる方法です。
インターネットからは仮想OS、ホストOSという関係ではなく、
2つの独立したマシンが存在しているように認識されます。

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VirtualBoxのネットワークの初期設定はNATです。

このNATアダプタには起動のたびにDHCPからIPアドレスが振られるため、
ゲストOS から ホストOSへの接続は可能ですが、
ホストOS から ゲストOSへは到達できません(※)。

※ツールによってはNATだけでSSHもネットも接続できるものがあります。

NATアダプタとは別にHostOnlyアダプタを設定することで
ホストからゲストへ通信することが可能になります。

ちなみに、HostOnlyを割り当てる以外にも
・NATでポートフォワーディングを設定する
・Bridge接続をする
という方法でSSH接続を実現することができます。

次回はVirtualBoxでの詳細な設定手順についてまとめようと思います。

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